青城後山・虎嘯岩「5.12地震遺址」―成都雑感〔114〕―

2008年5月12日(月)14時28分、阿壩西藏族羗族自治州汶川県映秀鎮付近を震源地とするM8.0の地震が起こりました。四川汶川大地震です。死者行方不明者が8万人を超える大震災となりました。本地震は各地にその傷跡を残しました。これらを後世に伝え、教訓とするため、「5.12地震遺址」として保存しています。この一つとして、先日訪れた都江堰市泰安鎮の青城後山のそれをお見せします。

 

都江堰市は、震源地から20km足らずの距離で、市域一帯が甚大な被害を受けました。世界文化遺産の都江堰・青城山もそうです。写真1が山崩れの全容跡です。200m高の虎嘯岩頂が崩壊し、約7haの杉林をなぎ倒し、飛泉溝の遊歩道を100mにわたって埋めました。中央左手の石に「5.12地震遺址」と石刻(青色)されています。

写真2は、崩壊した最大の岩石で、幅8×8.5m・高5.2m・推定重量約千トンという巨石で、崩落した場所にそのまま保存しています。谷の流れを塞いでいたことがお分かりでしょう。

(2011.05.21)

カテゴリー: 四川汶川大地震 | コメントをどうぞ

成都東站(駅)開業―成都雑感〔113〕―

2011年5月8日(日)、成都東站(駅)が開業しました。初日の人出は約6万人(内乗客1万人)でした。新たな駅として、成都市の中心駅となり、基本的に列車・電車の発着は成都站(火車北站)から本駅に移ります(開業当初は、10時9分発のK578長沙行から22時40分発のK139南寧行きの日8本です)。本駅は、市内東南の沙河鋪地区に位置し、従来の道路でいうと、迎暉路の東三環路五段寄りの南にあります。開業当初の市内からの交通は、2A路(火車北站)・2B(五桂橋公文站)・91路(空港基地・石羊場公文站経由)・101路(九里堤公文站)の東広場行と、47路(金沙公文站)・121路(成都体育学院航空港校区)の西広場行、6路線です。なお、市内バスの停留所名は、貨物駅として成都東站が従来からあるので、成都東客站東or西広場といいます。地下鉄2号線(西広場地下、仮駅名・沙河鋪)が明年に開業予定で、そうなると市内中心の天府広場と直結します。それと、6月には東広場に南接して「長途客運枢紐」(長距離バスターミナル)が開業予定です。

成都東駅は14面のプラットホームを有し、西から1站台(1番線)~26站台まである、大規模駅です。建設中の高速電車専用線(成綿城際線、将来西安へ延長)をはじめ、成都市に入るすべての路線が繋がります。駅の構造は3層で、地下1階が到達層で東西広場連絡通路・「到達」(到着出口)、1階が站台層でプラットホームと西広場側入口、2階が出発層で侯車処(待合所)・検票口(改札口)・售票処(切符売り場)などと東広場入口となっています。すなわち、駅舎はプラットホームを跨いで東西に建設されています。そして、駅舎の東西にそれぞれ東広場(実際は2階)・西広場があります。広場の地下には市内バス・タクシー乗り場、駐車場が設置され、東広場とその地下から南に長距離バスターミナルに行けます。

写真1は、西広場から見た駅舎全景です。駅舎入り口の左には自動售票処(自動券売機は未設置)があり、駅舎溝内に入らなくとも切符購入ができるようになっています。そして、駅舎手前下に左右にポールの立っている間が地下鉄・東西広場連絡通路への下り口です。なお、西広場の地下広場は、東広場それと異なり、まだ未開放です。

写真2は、駅舎2階の西広場寄りから東に駅舎内を撮ったものです。右手前が自動改札機を備えたB4-5検票口(ホーム南側)で、現時点ではすべての発着列車は2~5站台を使用しています(本站台の出口のみ自動改札未対応)。ホームへの階段にはガラスの仕切り扉があり、改札時以外は閉鎖されています(到着口も同様)。ご覧のように、待合スペースが広くなく、将来的には不十分ではないかと思います。この駅舎溝内には、KFC・喫茶室が営業しており、レストランも準備中です。なお、軟席待合室は現時点ではありません。

最後に、フォトアルバム「成都・成都東站(駅)」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpkncOziTT8fvU_T2Qです。

(2011.05.17)

カテゴリー: 交通 | 1件のコメント

楽山大仏フォト―四川雑感〔14〕―

2011年4月21日(木)、大学外事処の日帰り観光で、久しぶりに世界文化遺産の楽山大仏に行ってきました。楽山大仏に関しては、観光記がWebサイト上にも多数あり、中国についての観光案内書にも必ず取り上げられているので、ここではこれについては述べません。2009年夏に購入したペンタックスK-7で撮った写真を、フォトアルバム「楽山大仏」https://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpkWxacKgQVeMw2LWwでアップしましたので、ご覧下さい。

写真は、下から見上げた楽山大仏です。DA17-70の焦点距離34mm相当(35mm換算)で、1/50・f4・ISO100でした。

(20011.04.22)

続きを読む

カテゴリー: 観光(四川) | コメントをどうぞ

成都セブンイレブン錦天国際店―成都雑感〔112〕―

2011年3月17日、成都市にセブンイレブンの1号店がオープンしました。日本のセブンイレブンとイトーヨーカドーの共同出資による柒-拾壹(成都)有限公司の直営店です。錦天国際店(太升南路288号)がそれで、玉沙路・德盛路(東西)と太升南路・太升北路(南北)との交差点の西南角に位置する錦天国際(マンション)の德盛路側の1階にあります。市中心の天府広場から東北に約1キロ半の距離です。最寄りのバス停は太升路口站(3・5・18・45・53・61・166・902路)です。年内に直営店を50店舗展開し、以後フランチャイズ化し、最終的には7~800店舗を目指すそうです。

写真1は、錦天国際店の外観です。本店の德盛路対面(北)には日本人ツァー客のよく利用する天府陽光酒店(4星)があります。

写真2は、日式弁当・サラダ類の棚です。

写真3は、店内奥から入口への店内風景です。左の壁側に奥から快餐飯・肉まん・おでん類などが並んでいます。

写真4は、購入した快餐飯です。麻婆豆腐など成都人におなじみの10種類ほどの菜(4.5~8元)から選択でき、私のは2品で11元です。成都市にはWOWO便利店などの中国系のコンビニはありましたが、別当類はなく、セブンイレブンはこの点を主力とします。

(2011.0418)

〔追記〕  成都セブンイレブンのサイト(中国語)が立ち上がりました。URLはhttp://www.7-11cd.cn/です。(2013.12.04)

カテゴリー: 買い物, 未分類 | 2件のコメント

成都日本商工クラブ総会―成都雑感〔111〕―

2011年4月8日(金)19時過ぎから、成都日本商工クラブ総会が成都香格里拉大酒店(濱江東路9号)で開かれました。今回、事前に場所と日時を知りえたので、初めて参加しました。活動報告によると、現在、加盟会員機関(企業・団体)は88機関で、個人会員は18名です。2010年度の新規会員は16機関で、退会は3機関です。このことから、昨年に多くの企業が成都市に進出したことを示しています。参加者は2百人ほどで盛会でした。長く成都に在住していましたが、西安の時とことなり、企業関係者との接触をしてきませんでしたが、今後は商工クラブの活動にも参加し、接触を深めるつもりです。なお、個人会費は年350元(+入会金25元)です。

(2011.04.09)

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ

2011年のDVDソフト事情―成都雑感〔110〕―

成都市内で現在出回っているDVDソフトは次の通りです。MPEG-2圧縮による通常の物と、MPEG-4圧縮による高圧縮の物とです。前者は、片面1層の「DVD」と片面2層の「DVD-9」です。これらは映画ソフトが基本です。もちろん長尺ものは2枚組になっています(例示、「アラビアのローレンス」)。後者は片面2層の2枚組からで、これにも2種類あります。旧来からあるのが「DVD-9」です。昨年から新規に出回りだしたのも「DVD-9」ですが、パッケージが通常の物と同じで、旧来からのより小さくなっています。これらはドラマソフトなどが基本です。以上、4種類です。順に写真でパッケージをお見せします。

写真1は、通常の「DVD」です。価格は6~5元です。いずれもDVD自体は日本での発売版をコピーした物です。ですが、中島哲也監督「告白」(2010年)のパッケージ意匠は中国で独自に仕上げた物です。ロン=ハード監督「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)にはもちろん日本語字幕があります。

写真2は、「DVD-9」です。価格は9元です。西川美和監督「ディア・ドクター」(2009年)はパッケージ意匠が日本発売版のコピーですが、呉宇森監督「赤壁」(2008・9年)はパッケージの上部に「Blu-ray Disc」のマークがあり、一見ブルーレイディスクに見えます。しかし、通常のディスクです。最近はこのような、ブルーレイ版をコピーした「DVD-9」が一般的で、その過半にはサントラ盤が別ディスクで含まれています(ブルーレイ版も少数ですが昨年から登場し、1枚25元です)。この「赤壁」はPart1・2を2枚組み(18元)にした完全版で、さらにサントラ盤が別ディスクで付属しています(サントラ盤の有無は価格に関係しません)。なお、日本語字幕・音声付きです。

写真3は、高圧縮の旧来からの組物の「DVD-9」です。価格は2枚組で7元(ⅰ枚3.5元)です。パッケージが縦長となっています。写真に示したのは昨年秋ドラマのフジテレビ「フリーター家を買う」とTBSテレビ「99年の愛」です。日本のドラマ(ワンクール)の場合、2枚組が基本で、1枚に5~6話収められているのが普通です。高圧縮技術を利用しているので、大河ドラマを2枚組に収録されているのもあり、そうなると画質はかつてのビデオ以下となります。最新のドラマは、放送終了後、1~2週間で出回ります。これは日本での放送そのものをコピーしているからです(ニュース速報の字幕が画面に入ります)。旧作の場合、日本での発売版からのコピーのもあります。

写真4は、昨年より出回りだした「DVD-9」組物です。価格は2枚組14元(1枚7元)です。前の組物と違うのは、パッケージが通常の物と同じ大きさで、上部に「Blu-ray Disc」のマークがあることです。もちろんブルーレイディスクではありません。圧縮技術の進歩により、旧来からの組物より概して画質がよくなっています。日本テレビ「デカワンコ」は3月26日(土)に終了した冬ドラマで、31日に購入したばかりの物です。日中合作・NHK「蒼穹之昴」(2009年)は中国の中央電視台で放映された版で全28集です(残念ながら日本語字幕はありません)。3枚組ですが、タイトル部分は最初と最後のみで、途中回は省略され、収録時間の節約が図られています。

以上、これら4種類のリージョンコードはフリーが基本的で、テレビ方式は日米のものがNTSC、中国のものがPALが基本です(中国発売の正規版はリージョンコード6・PALです)。

なお、カテゴリー「映像」には、以前のDVD事情に関する記事がありますから、参考にして下さい。

(2011.04.02)

カテゴリー: 映像 | コメントをどうぞ

鍋魁―成都雑感〔109〕―

成都の小吃の一つに「鍋魁」(空心鍋盔)があります。陝西省西安市の小吃「肉夾馍」と似かよった中国版ハンバーガーとでもいったものです。麺類店に付随して売られているのが普通ですが、春熙路などは路上店でも売っています。その店の一つとして、以前紹介した「成都担担麵・総店―成都雑感〔30〕―」(2006年11月26日付)隣の「鍋魁王」(人民中路一段30号)店を紹介します。

写真1は、店の外観で、ご覧のように隣奥が成都担担麺・総店です(なお、歩道手前にパンダのイラスト入りの箱状のものはゴミ箱です)。総店内のカウンターで食券を求め、店の前に立っている客の所の小さな窓口から店員に食券を渡します。鍋魁の種類は、鍋魁夾鹵肉6元・鍋魁夾耳片6元・鍋魁夾鶏片7元・鍋魁夾青椒肉絲6元・鍋魁夾三4.5元・鍋魁夾頭 絲4.5元・鍋魁夾凉粉4.5元・鍋魁夾瀾肉豇豆5元の8種類です。

写真2は、店員が馍に具を入れているところで、その後タレを入れて絡ませます。具にはご覧のように何種類かあります。

写真3は、鍋魁を開いて写したものです。今回のは鍋魁夾鹵肉です。豚三枚肉を塩煮込みしたのをぶつ切りにして挟み込んだもので、タレも醤油系で、四川料理に多い麻辣系味ではありません。むしろ味は肉夾馍に似たものがあり、それよりあっさりしています。

写真4は、この日は成都に珍しく快晴なので、店の南の天府広場に出て食する前に、毛沢東像を背景に撮ったものです。ちょうど、噴水があげられて、雲一つないピーカン天気です。

なお、担担麺は4元(1両)です。

(2011.03.05)

カテゴリー: 食事 | 1件のコメント