秋の九寨溝1日目―四川雑感〔6〕―

10月10日(金)から13日(月)まで、週末を利用して、九寨溝に行ってきました。今回は4度目で秋は初めてです。九寨溝のみを11・12日の2日間をかけて巡りました。

5月12日の四川省汶川大地震では、九寨溝自体はさしたる被害を受けませんでした。しかし、途中経路が震源地域であったため、幹線路である国道213号(成都・蘭州)が甚大な被害を被り、不通となり(9月下旬から小型車両のみようやく時間規制の通行可となりました)、東迂回路(綿陽市・平武県)経由も震災復興を優先するため、バスツァーの募集が停止されています。こんな訳で、現在の九寨溝への経路は九寨黄龍空港を利用した空路が主体となっています(一部、新開発された蘭州からのバスツァー)。このため、例年なら国慶節には日2万5千人以上の観光客が押し寄せるのに、今年は最高で約8千人と少なかったのです。いわば、二度とないほどの観光客の少ない年なのです。

そこで、この二度とない機会を利用して、秋の九寨溝に行ったわけです。10日午後の便(料金980元・空港使用料50元・燃費サーチャージ80元 計1110元)で成都を立ち、空港よりタクシー利用(200元 約1時間半)で、夕刻九寨溝口東2kmの九寨溝千鶴大酒店(4星・ツィン240元 標準料金988元)に投宿しました。なお、本年は観光客が少ないため(特にバスツァー停止のため)、商店・食堂などは閉めているところが多く、3星以下のホテルの過半は休業中でした。このためもあり、ホテル近くに良さそうな食堂などはありませんでした。

翌11日(土)、朝タクシー(ホテル前の道路に数台客待ち)で入口に行き、8時半に入溝(入場料220元 60歳以上・障害者・学生170元、溝内バス90元)し、バスでまず鏡海へと向かいました。ここで注意したいのは、原始森林・長海・樹正寨と3方面行があることで、朝は樹正寨行が一番多いということです。奥の日則溝や則査洼溝に向かう場合、これに乗ると乗り換える必要がありますから、乗る前に行き先を確認してください。

朝の鏡海を出発点に観光を開始しました。写真1が鏡海の様です。9時前には到着しましたが、かすかな波があり完全な鏡状態とは行きませんでした。それでも写真をごらんのように、湖面に映る山とは見えないでしょう。

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次いで、バスに乗り箭竹海まで行き、これを撮影の後、バスで熊猫海に下りました。写真2は熊猫海から道路側の山を望んだものです。少しですが、紅葉が始まったことを示しています。本年は10月上旬まで暖かく、例年に比して、紅葉が遅れているようで、九寨溝全体にいえますが、まだまだ本格的とはいえず、おそらく下旬が見頃になるのではないでしょうか。ここから、2.5kmの幽林桟道を歩きながら、五花海へと向かいます。熊猫海は熊猫瀑布となって落下しますが、夏に比して、水量は少なく、滝壺でしぶきを浴びるほどではありませんでした。

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写真3は五花海の観景台(道路の最高地点。車は停車禁止なので、下から歩いていきます)から湖全景を俯瞰したものです。紅葉の盛りとなると、ここから湖を囲む紅葉が見られます。残念ながら、まだまだ紅黄になっていません。観景台から湖に下りて、湖畔で昼食としました。成都から持参のイトーヨーカドーのアンパン(1.6元)です。12時前でした。

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五花海から、孔雀河道・小金鈴海・大金鈴海(約1km)を経て、珍珠灘へと歩きます。写真4は珍珠灘を横断してかかる遊歩道上からのものです。

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そして、遊歩道にしたがって下ると、珍珠灘瀑布となります。さすがに幅200m以上あり、迫力あるもので、下る遊歩道にも水飛沫がかかります。写真5は滝の中央部を正面からとらえたものです。こうして滝の沿って歩き、鏡海バス停留所まで歩きます(灘から約1km)。

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ここからバスに乗り、諾日朗旅游中心(観光センター)に行きます。ここで、長海行のバスに乗り換えます。長海行バス乗り場はセンターの先です。終点の長海で降ります。14時半を回っていました。写真6は長海全景を見たもので、奥の山はすでに雪をかぶっています。

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長海からは遊歩道を下り五彩地に向かいます。写真7は池の北側から全景をとらえたもので、ここも紅葉はよりすてきなものになります。そして、五彩池上車站(以上約1km)へと歩き、バスに乗車し、センターで下車します。

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ここから案内板にしたがって、諾日朗瀑布へと歩きます。中国最大の幅約320mの滝のほぼ中央を正面からとらえたのが写真8です。以上で、1日目の観光を終え、諾日朗瀑布上車站(以上約1km)へと下り、バスに乗車し、出口に戻ったのが16時45分でした。

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(2008.10.14)

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kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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