CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕―

 「成都双流国際空港での国際線搭乗―成都雑感〔16〕―」(2006年5月6日付)で、北京経由成田行CA421便での成都双流空港の搭乗手順と北京首都空港の経由搭乗(トランジット)手順を述べました。この春北京空港では新ターミナル―第3ターミナル(T3)が完成し、これに伴い、中国国際航空は全便T3発着になりました(従来はT2)。したがって、北京空港でのトランジット手順が変わりました。それで、改めてCA421便での手順を述べます。

(1)成都双流空港での搭乗手順

 成都双流国際空港は西南地方最大の空港として国内外の各都市への便が出ています。ターミナルビルは山の字型のスタイルで、山の字の底辺部2階がチェックインカウンターなどのある入口となっており、縦の3本棒が発着ウイングとなっており、入口正面から見て、左及び中央のそれが国内線発着用、右のそれが国際線発着用となっています。したがって、横に直線に延びるターミナルビルの右側部分に国際線が位置しています。国際線には日本への発着便もあります。2008年春現在、中国国際航空のCA421便成田行(北京経由)とCA151便関空行(上海経由)です。そこで、その搭乗までの流れを説明したいと思います。なお、国際線入口右横に中国銀行の両替所(9時~18時)があります

 両便とも経由便なので、その流れは同じで、次の6段階になります。

①税関検査

②搭乗手続き

③待機

④安全検査

搭乗待合室待機

⑥搭乗

 搭乗手続き(チェックイン)は出発時間の90分前から始まりますので、その時間になると、入口の係官が航空券確認(基本的にe-チケットですから、領収控など)の上で入場できます。その前に、別送品などがあり税関申告の必要な場合は、入口前の左側に設置されているデスクで税関申告書(用紙もそこにおいてあります)の記入を終えておくといいでしょう。そして、①税関検査となります。申告すべき物がない人は緑道(グリーンランプ)に進めば、荷物(トランクなど)をX線検査にかけて問題がなければ、それで終りです。申告品のある人は、当然ながら、赤道(レッドランプ))に進んで、手続きと検査を行ないます。この場合はもちろん税関申告書の提出が必要となります(最終の提出は北京空港で行います)。

 税関検査が終われば、その右側にチェックインカウンターが並んでいますから、その掲示を見て、搭乗便のカウンターに進んで、②搭乗手続き(チェックイン)を行ないます。この時必要な物は、現在はe-チケット化しましたから、旅券です(領収控など、搭乗便の情報を示すものがあったほうが、スムースに進みます)。手続きが終われば、搭乗券(ボーディングパス)と共にワッペンをくれます。経由便ですから、経由地まで国内線旅客と混乗になるので、国際線旅客を区別するためのワッペンです。ですから、経由地で搭乗が終わるまでは決してなくさないようにし、目立つところに張っておきます。

 チェックインが終わると、右側奥へと進み、中国辺防検査站(イミグレーション)の手前で③待機することになります。この待機はチェックイン開始から30分程度以上ありますから、結構長いです。経由便の場合は、最終出国地(経由空港)で出国手続きを行なうため、成都空港では安全検査だけです。その安全検査への通路は左側の窓際に別にあります。この入口の手前に椅子があり、前方は全面ガラス窓で空港を一望でき、ここで待機します。この待機があることが直行便でない経由便の留意点です。なお、トイレは中国辺防検査処の手前右側にあります。

 チェックイン締切り以後に、係員の案内により、安全検査入口前に整列し、その後④安全検査への案内・誘導を行ないますから、その誘導にしたがって、旅券・ボーディングパスを提示して、安全検査を受けます。安全検査を終えて、左手に進むと、ここが搭乗待合室のウイングとなります。ここには免税店・売店・喫茶店・喫煙室(中国の空港ではこれ以外は全面禁煙)などがあります。ただし、空港の物価は、例えば陳麻婆豆腐の素が12元(イトーヨーカドーなどのスーパーでは7元以下)というように、市価に比べて高価です(空港内施設の料金はすべて高価です)。ですから、成都でのお土産は市中で求めるのがよいかと思います。

 現時点では、CA421便はボーディングブリッジに接続していてもバス移動が基本ですから、搭乗口は1階のA2・3が基本です。案内板掲示にしたがって、左手の階段を下ります。ここで⑤搭乗待合室待機となります。先の待機時間があったため、ここでの時間は短いですから、2階のウイングを動き回ったりしないでほうがいいです。係員が搭乗の声を出すと、⑥搭乗となります。ボーディングパスを出して半券を受取り、搭乗となります。この時受取った半券は決してなくしてはいけません。それは、経由地でのトランジットボーディングパスの受取りに、それが必要になるからです。バスに乗り航空機へと向かい下車後、係員の指示にしたがって搭乗です。CA421便の機材はボーイング757-200です。この機は旧中国西南航空からのもので、最新のものでなく国内線と共用機材です(基本的に成都・成田便はそうなっています)。ですから、片側3列でシートピッチは78㎝と狭く、成都北京間が約2時間・北京成田間が約3時間であることを考えますと、通路側に席を取ることをお勧めします。

(2)北京首都空港での経由(出国)搭乗手順

 T3はこの3月に完成し、使用開始したばかりの新ターミナルで、世界1の規模を誇る施設です。ですが、T3使用に伴っても、CA421便は現時点では相変わらず沖止めを基本とするようです。この場合の手順は、次の流れとなります。

①T3へのバス移動

②出国審査

安全検査

税関検査

搭乗待合室待機

⑥搭乗

 まず、①T3へのバス移動です。手荷物類をすべて持って降機します。この際、成都でのボーディングパス半券がすぐ出せるように用意してください。沖止めですから、降機はタラップになります。タラップ下に東京の案内板を持った係員がいます。この係員にボーディングパス半券を示して、北京空港のトランジットボーディングパスを受け取ります。これには手書きで便名(CA421)・搭乗口が書かれていますから、確認してください。受け取ったら、係員の脇で待機します。この過程で、大勢の客(ほとんど中国人)にひかれて、直接バスに乗ってはいけません。これは成都・北京の国内線客用のバスで、T3Cの国内線出口へと行ってしまいます。こうなると、行方不明客と航空会社に認識され、大変な迷惑をかけることになり、手続き的にも時間的にも再搭乗が無理となると心得てください。待機して、係員が東京行の乗客数を確認できると、係員がバスに誘導します。バス入口に別の係員がいて、乗車に際して、ボーディングパスを確認し、新たなワッペンを成都でのワッペンの上に張ります。これで乗車できます。T3に到着すると、係員の指示・誘導に従って、2階へと上がります。以上で①T3へのバス移動は終了です。

 上がったところの前方が中国辺防検査処(イミグレーショ)です。これは通常の国際線客用のイミグレーションで、北京空港で乗る国際線客と一緒になります。ここで②出国審査を受けます。このとき、パスポ-ト・ボーディングパス半券(成都)・トランジットボーディングパス(北京)・出国カードを提出します。無事に出国スタンプを押されると、審査は終わりです。

 さらに前方へと進み、安全検査となります。ここでも同様に係員にパスポ-ト・ボーディングパス半券(成都)・トランジットボーディングパス(北京)を提出して検査を受けます。当然ながら、手荷物類はⅩ線検査機を通し、自身も検査機を通過しますから、この用意をしておいてください。安全検査が終わると、④税関検査で、その前方が税関検査場ですから、申告の必要のある方はここで税関申告書を提出して手続きをします。申告の必要のない方はそのまま通過します。以上ですべての検査は終わりで、搭乗待合フロアに入れます。なお、安全検査は北京からの搭乗客用の通常の所ですから、成都空港の国際線待合フロアで購入した液体品類は1個100cc以上のものは没収と心得てください。

 正面にインフォメーションが見えますが、このあたりに係員がいて東京の案内板を持っていますから、その案内に従って搭乗口に移動します。今回は「E-57」と記されていました。これは「E-57~59」の1階の沖待ち用の搭乗口を示しています。インフォメーションの左手に通路を取って歩くと(5分くらい)、「E-57~59」への案内掲示がありますから、ここで1階に下ります。そこが待合室ですが、ここまでに時間を要するので(半時間は)、すでに搭乗が開始されていました。それで、実際には搭乗待合室待機はないと考えてください。ですから、搭乗待合フロアには免税店など各種の施設がありますが、ここによる時間はないと思ってください。すでに搭乗が開始されていますから、トランジットボーディングパス・ボーディングパス半券(成都)を提示してバスに乗車してください。これで先に降機した同じ飛行機へ⑤搭乗です。

 なお、北京空港T3案内図(商店配置など)は、『北京首都国際機場』サイト(http://www.bcia.com.cn/)の「T3専題」のタブ「多功能登場機橋9」をクリックして出るページ(http://www.bcia.com.cn/swf/menu/index.jsp?nowsmenu=101)で、「旅客服務」をクリックしてから左側に表出される各ターミナルの「3 3号航站楼」を選べば、T3の各階の案内図を選んで図示できます。ここではT3Cが国内線、T3Eが国際線です。もちろん中国語ですが。また、全日空のサイトに北京空港案内(http://www.ana.co.jp/int/airinfo/guide/bjs/index.html)がありますから、この案内図も参考にしてください。

(2008.08.02)

追記  成田発北京経由成都行のCA422便に関しては、「CA422便での北京経由・成都入国手順―成都雑感〔72〕―」(2008年9月20日付)を参照。(2008年9月20日)

追記2  「正面にインフォメーションが見えますが、このあたりに係員がいて東京の案内板を持っていますから、その案内に従って搭乗口に移動します」と書きましたが、場合(乗客が少数など)によっては、係員がいなく、搭乗口まで自身で移動しなければならないにことがあります。この場合は、インフォメーションで搭乗口とその場所を確認するか、その近くの左右の壁にあるモニターとT3案内図で搭乗口とその場所を確認するかしてから、移動してください。搭乗口は4方向に分かれ、その先端まで10分以上を要しますから、これらを間違えるととんでもなく時間をロスすることになり、最悪搭乗できないおそれがありますから、注意してください。(2009年1月18日)

追記3  成都での搭乗手続前の入口の確認ポイントと①税関検査はなくなり、直接チェックインカウンターに進めるようになりました。この点、北京空港などと同様なシステムになりました。また、以前は、中国辺防検査站(イミグレーション)左側の専用口で、安全検査を受けるため、③待機がありましたが、直接中国辺防検査站へ進み、安全検査を受けるようになりました。従って、現在の手順は、①搭乗手続・②安全検査・③搭乗待合室待機・④搭乗との流れになります。なお、搭乗は沖止めが通常ですから、1階からバス乗車となります。この点は、北京空港でも同様です。

付加情報として、日本行の北京空港乗り継ぎで成都発の場合、中国国際航空は成都で国際線も同時チェックインが出来るようになり、託送荷物も北京はスルー扱いとなり、直接日本の空港で受け取れるようになり、利便性がよくなりました。

(2010年7月23日)

 

広告

kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
カテゴリー: 観光 パーマリンク

CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕― への2件のフィードバック

  1. より:

    こんにちは。
    成都から帰ってきてしまいました。
     
    この乗り継ぎ手順はほんとうに参考になります。
    去年、プリントして持って行ったのですが、成都・関空の北京経由はちょっと違ったため、
    成田へ帰られる便とは違うのかなと思い、今年は置いていきましたが、
    帰りの便が成都から大連経由での直行便だったため、去年の私たちとは全然違い、とても迷いました。
    チェックインデスクに行く前に、入り口のところで止められるというのが理解できず、
    時間がどんどん過ぎて不安でした。
    帰ってすぐ、プリントしたものを読み直し、納得しました。
     
    九寨溝は、去年より水が少なかったように思いました。
    黄龍は、25日にはロープウェイはまだ動いていなかったのですが、
    私たちが登る27日には復活していて、奇蹟だと思いました。
    九寨溝から黄龍に行く道で、大きなトラックが2台もひっくりかえっているのをみました。
     
    成都では、今年は寛巷子や文殊院にも行って来ました。
    あくる日に錦里にも行きましたが、夫は寛巷子のほうがずっと情緒があると言っていました。
    寛巷子の麻雀をしているおじいさんの写真は、どうやって撮られたのですか?
    ガラス越しにしか見られないので驚きました。
     
    中国は去年より、とても愛想がよくなったように思いました。
    入国審査の係官も、親しみやすい笑顔でした。
    レストランの人も、何とか外国人を理解しようとがんばってくれている感じでした。
    それと、セキュリティチェックが厳しかったです。
    空港のセキュリティチェックでは、通る人みんな、ボディチェックを受けていました。
    九寨溝に行く道でも、検問がありました。
     
    今年も楽しい旅行をすることができました。
    いろいろ相談に乗っていただき、ありがとうございました。

  2. 正大 より:

    ジュピターさん、こんばんは。成都・関空(大連経由)便は今春に新設された便です。まだ利用したことはありませんので、大連での経由手順はわかりません。九寨溝・黄龍は無事に観光できてよかったです。錦里は完全に人工の街で、寛巷子は相当に人工さが入っていますが、基本は現実にある街の復元ですから、それに実際に住人がいますから、生活臭がして、それがいいのでしょう。ガラス窓越しの麻雀をする人の写真は、ストロボ発光を停止し、レンズをガラスに平行に押しつけて、撮影したものです。当然シャッタースピードが遅くなりますから、カメラをがっちり保持し、ぶれに注意して撮りました。あいかわらず4年前のリコーGXです。セキュリティーは北京オリンピックの関係で、中国全土で厳しくなっています。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中