成都市バス「公文電子站牌」―成都雑感〔46〕―

 この5月に設置され、6月から本格的な試験運用に入ったのが、「公文電子站牌(Erectronic Bus stop Information System)」、すなわち成都市バス運行情報システムです。これは、現在、一環路の環状路線の34路(内回り―時計方向))と27路(外回り)のみのようです。

 写真1は西門車站でのこの設備の全景です。最上部に「西門車站」と停留所名があり、その下が電光表示となって、写真では一部の電光しか見えませんが、「公文電子站牌 測試中」と二段に表示されています(肉眼では問題なく見えます)。これは英語表示でも出ます。この他、月日時間表示もされます。下部はご覧のように広告スペースです。

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 右横に突き出ているのが、バス運行情報の電光表示板です。例えば、「34路車距此2站1039米」といった具合に表示されます。これは、34路バスが西門バス停まで二つ目の停留所と一つ目の停留所間にあって、あと1039mであることを示しています。そして、この情報は更新されて接近している様が分かるようになっています。200m以下に接近すると、「34路即将到站」(34路バスは間もなくバス停に到着)という表示に変わり、間もなくすると、写真2のように34路バスが滑り込んできます。ただ、現在は二階建てバスの多くには発信設備が設置されていないようで、この場合は運行情報とは無関係で到着します。なお、運行情報はバス停を発車すると、次のバスの発信情報により、3駅先程度から表示されるようです。

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(2007.06.24)

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kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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成都市バス「公文電子站牌」―成都雑感〔46〕― への9件のフィードバック

  1. より:

    こんにちは☆
    成都のバス停は、すごいですね。
    日本は地下鉄には、そういう表示がありますが、バスにはないですね。
     
    今、吉川英治の「三国志」を読んでいるんですが、全8巻のうち、やっと2巻まで読み進んできました。
    寝る前の少しの時間しか読めないし、名前がいろいろ出てくるので、「あれっ、この人、どこで出てきた人だったかな??」と、前に戻ったりしながら読んでいるので、なかなか進みません。
    でも、これで、機内映画のない中国国際航空のフライト中も退屈しないですみそうです。
     
     
     

  2. 正大 より:

    ジュピターさん、三国志の小説といえば、吉川英治のは古典的なものですが、演義と違った視点からのものに、陳舜臣の『秘本三国志』があります。舞台回しに、四川発祥の道教の人を登場させています。さて、同様な設備が中国のいくつかの都市で設置されたと聞いています。中国は時に経済性を無視して世界最高峰を導入しますから。上海のリニアが典型的なものです。この運行情報表示も、バス待ちの中国人の様子を見る限り、余り注視されていないように感じましたが。

  3. より:

    こんにちは☆
    朝日新聞の今日の夕刊に、陳舜臣さんのエッセーが載っていました。
    「鄭成功」のことが書かれていました。「鄭成功」って台湾の東インド会社の拠点を攻め落とした英雄なんですね。
    厦門から、コロンス島に渡ったとき、「鄭成功」の像があったのですが、何をした人か知らなかったので、何の感動もありませんでした。
    今回の成都観光は、そんなことがないようにしたいと思っています。
    でも、「三国志」は、まだ第2巻から進んでいませんが・・・。(^^;ゞ
     
    吉川英治の「三国志」は、ほんとの三国志が70%、吉川英治の創作が30%と、どこかで読んだのですが、そんなものなんでしょうか。
    出てくる話のだいたいは、中国の三国志に書かれていることと同じと思っていいですか??
     

  4. 正大 より:

    ジュピターさん、鄭成功は明朝を復興しようとした人物で、実は母が九州平戸出身の日本人でした。江戸時代には彼を主人公とした人形浄瑠璃『国姓爺合戦』(近松門左衛門作)が上演されました。オランダの東インド会社の支配下にあった台湾を、1661年、「解放」したことにより、現在の中国では彼は愛国の英雄となっています。台湾の鄭氏の支配は彼の死後も続き、1683年、清朝の康煕帝により滅亡します。なお、先年に映画『英雄鄭成功』が公開され、趙文卓(鄭成功)・島田陽子(母親)などが出演しています。吉川英治の『三国志』は(正史の『三国志』ではなく)『三国志演義』が基本になっています。もちろんその中には吉川の創作も含まれて物語を生き生きとさせていますが、両者を比較したことがないので、どれほどのものかどこかは指摘できませんが。まあ、日本での三国志の小説はほとんどそうですが。ですから、当然ながら、劉備・孔明が正義で中心となるわけです。曹操は悪です。この点は、中国でもそうで、中国でTVドラマ化された『三国演義』は、まさしく『演義』のドラマ化で、日本の小説と違うのは孔明の死で終わるのではなく、『演義』どおりに晋の統一で終わることです。でも、ドラマでは曹操は単なる悪ではなく、魅力ある人物として描かれていました。成都の武侯祠はまさしく『演義』の世界です。これと正史との違いを心得ておくと一層楽しめます。

  5. より:

    近松の『国姓爺合戦』って、鄭成功が主人公なんですか\(◎o◎)/
    学生のときに読んだ、大系本があるので出してみました。
    『国姓爺合戦』は有名なのに、どんな話かは全然知りませんでした。
     
    時間がもったいないので、美容院でも週刊誌を読まず、「三国志」を読んでいたら、
    若い男の子の美容師さんが、「あっ、三国志ですね。」と興味津々で、
    しかも、登場人物に詳しいんです。2巻の初めで、すぐに死んでしまうような人の、弟などのことも知っています。
    それで、「誰の三国志を読まれたんですか?」と聞いたんですが、何とゲーム(プレステⅡ)だそうです。
    別の男の子も、「あっ、三国志!」と近づいてきましたが、やはりゲームで知ったそうです。
    困ったもんですね。(^^;ゞ
     

  6. より:

    「世界ふしぎ発見」という番組をご存知でしょうか。
    たった今、中国をテーマにやっていて、関羽がそろばんを発明した、と言っていました。
    中国では、関羽は財神とされているんですか?
    黄河の源流とか、とても見所の多い内容でした。

  7. 正大 より:

    >中国では、関羽は財神とされているんですか?ジュピターさん、そうです。関羽を祭った関帝廟は商売の神様でもあります。ただ、関羽がそろばんを発明したというのは眉唾です。「世界ふしぎ発見」というと、黒柳徹子司会のTBSの番組ですね。三国志のゲームはこちら中国でもよくありますよ。主流は日本の海賊版でしたが、最近では中国制作のもあります。

  8. k より:

    KM様;
    先日は貴重な情報を有難うございました。
    九塞構楽しんでまいります。
    肉まん

  9. 正大 より:

    上海の肉まんさん、こんにちは。武夷山は楽しまれたようですね。ブログの写真拝見しました。ところで、九寨溝はツァーですか個人旅行でしょうか。もし、個人旅行なら、九寨溝・黄龍と回る方が高山病の点からいうといいでしょう。九黄空港は約3500m(成都は約500mで、この間約40分の飛行)の高地空港なので、到着後はしゃがないように。ここで高山病となる方も珍しくありません。では、よい旅を。

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