901路「成都観光」オープン二階建てバス―成都雑感〔28〕―

 11月、成都市内バスに新たな観光路線が生まれました。901路の成都旅游集散中心站(旧新南門バスステーション)~金沙遺址站(バス停)と902路の成都旅游集散中心站~熊猫(パンダ)生態公園站との二つです。

 今回は初めてのオープン二階建てバス(成都市製造)を走らせた901路を紹介します。

 バス停(経路)は次の通りです。成都旅游集散中心站~春熙路南口站〔東大街〕~塩市口站~要都〔南郊〕~武侯祠站~人民公園站〔小南街北〕~支磯石站~琴台路〔通恵門〕~青羊宮站~古玩(骨董)市場站〔送仙橋〕~杜甫草堂站〔草堂寺〕~金沙車站~金沙遺址站の20㎞です。以上、武侯祠・青羊宮・杜甫草堂・金沙遺址博物館(12月開館予定)の市内主要観光地と春熙路・塩市口の中心商業街とを巡っています。

 運賃は3元で、一日乗車券(5回まで乗車可能)10元もあります。始発は成都旅游集散中心站が8時半、金沙遺址站が9時45分で、終車は成都旅游集散中心站が18時、金沙遺址站が18時半となっています。この間、20便が出ます。所要時間は54分程度となっています。

 では、901路の一端を写真でお見せします。写真1は金沙遺址站前でのバス全景です。二階建てバスで、2階部がオープンになっていることがお分かりでしょう。車体2階の前部に四川省のシンボルのパンダのイラストが描かれています。また、車体後部に大きく描かれているのが金沙遺跡出土の代表的遺物「太陽神鳥」です。なお、バス後方が博物館入口です。

061111 901路「観光旅游」オープン二階建てバス・金沙遺址站

 写真2はその2階部(40席)を後方座席から撮ったものです。右に黄色のカバー(雨天用)が掛けてあるところが階段です。旧来の二階建てバスとことなり、階段は前方部の右側にあります。この一体は住宅街として開発された(金沙遺跡は開発工事中の2001年に発見)ところで、まだ開発途上です。また、右の博物館と対面した道路左側の2階建ては商店・レストランなどが入る予定でしょうが、現時点では無人です。

061113 901路「観光旅游」オープン二階建てバス・二階部

 写真3は車中より見た武侯祠入口です。先頭部座席より撮りました。黄色の保護棒が前面ガラスに反射して映り混んでいるのがお分かりでしょう。

061113 901路「観光旅游」オープン二階建てバス・武侯祠

 写真4は成都市のへそともいう天府広場です。中央右に小さく白く見えるのが毛沢東像です。現在、広場はご覧のように工事中です。これは1号地下鉄線の駅(将来、2号線とのターミナルに)と地下商店街建設のものです。車内には若い女性の車掌が乗車しており、車内案内として、バス停ごとに観光案内をしており(もちろん中国語)、それにバス停の英語録音案内もあり(最近、一部の市内路線ではバス停の英語録音案内が)、観光路線であることをアピールしています。

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 写真5は1階降車口左より前方部を撮ったものです。1階は窓が密閉ですから、エアコン付です。それにご覧のようにデジタルモバイル液晶テレビ付です。これは非エアコン車にも入り、市内主要路線から郊外路線にも広がり、ごく普通のものとなりました。また、座席は2階と異なりクッション付のものです(2階はおそらく雨などで濡れることを考慮しているのでしょう)。

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 最後の写真6は成都旅游集散中心站を発車するバス全景です。後方に見えるのが902路のバスです。運賃は2元です。赤の上着を着ている人々はこの観光路線の係員で、運転手・車掌も同じ上着を着ており、共通の制服です。なお、バス停の後方に見える建物が交通飯店です。すなわち、901・902路の成都旅游集散中心站は交通飯店の入口のところ、川岸に位置しているのです。

061113 901路「観光旅游」オープン二階建てバス・成都旅游集散中心(新南門)站

 以上ですが、写真1のみが11日(土)に撮ったもので、他は13日(月)のものです。実は11日に乗車しようとしたのですが、休日のためか、子供連れの家族も多く(中にはマイカーで来る組もありました)、2階席は満席となり、乗車はせずに、この日はバス外観を撮ることにしたのです。そして、休日を避け、13日(月)の昼間に乗車して、バス内部と車中風景を撮ったのです。いずれの日も客は成都市民のようで、観光客らしき人は見かけませんでした。まだ、始まったばかりで、外地の人には知られていないのでしょう。それでも、平日にもかかわらず2階はほぼ満席状態で、観光地ではない途中バス停でも、このバスを見て乗る人もいて、初物として市民にもなかなか人気のように感じました。なお、ここにお見せしているのはフォト成都・901路『観光』オープン二階建てバス」に載せた一部です。

(200.11.14)

〔追記〕 現在、901路は運行されていません。(2011.10.01)

 

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kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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901路「成都観光」オープン二階建てバス―成都雑感〔28〕― への3件のフィードバック

  1. sachika より:

    こんにちは。こちらへの投稿は初めてです。
    以前リンクのご連絡をいただいた、「ゆにの横丁いろいろ」のゆにです。(http://www.geocities.jp/juni01_jp/)
    慌しくてなかなかブログをゆっくり拝見する暇もなかったのですが、いろいろな情報があって、とてもおもしろいですね。
    オープンカーのバスについては、私も学生から聞きました。
    気になっていたのですが、観光バスだったとは!ぜひ、今度乗ってみます。
     
    ところで、もしかすると共通の知り合いが複数いるかもしれないことがわかりました。(二人とも帰国済)
    こんなところへの書き込みですみません。アドレスがよくわからなかったもので。
    連絡させていただくかもしれません。よろしくお願いいたします。

  2. sachika より:

    上で投稿した、ゆにです。
    msn使い慣れてないので、名前も何も載ってなくてすみません。。。

  3. 正大 より:

    はじめまして、ゆにさん。ゆにさんのブログも毎回拝見しております。これからもよろしく。901路線は金沙遺跡博物館がオープンしたら、その見学を兼ねて乗るのがよいでしょう。ただし、そうなるとお客も増えるから、時間に余裕を持って始発から乗るといいでしょう。

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