新型二階建てバス―成都雑感〔18〕―

 中国の大都市と同様に、成都市内バスにも二階建てバスが走っています。この春から、この新型タイプを見かけるようになりました。成都市製造の新型二階建てバスは、在来型と比して、写真1をご覧のように、全体的に曲線を多用しているフォルムとなっています。二階部分にこれが現れています。

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 写真は二階の先頭から見た車内です。

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 写真3は二階の階段後方から見た車内です。基本的な車内設備は変わらず。いすもアクリル製の固いものですが、通路側座席に肘掛けにしては低すぎるワクが付けられたところが新しいところです。

060625二階建てバス 003

 写真4は一階の降車口から前方を見たものです。ご覧のように、運転席後方にテレビが設置されて放映中です。これは「モバイルデジタル液晶テレビ付バス―成都雑感〔9〕―」2005年9月23日)で紹介した、モバイルデジタル液晶テレビです。これが現在では普及して、多くのバスに取り付けられ普通のものになりました。なお、運転席右の座席に腰掛けているが車掌です。ここは車掌の定席で、前ドアーから乗る乗客から運賃を徴収します。

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 新型タイプでも写真をご覧になればわかるように、エアコン設備はついていません。これは、たぶんエンジン出力の関係でエアコンにまわす余裕はないからと思います。最後に、二階建てバスの二階、とりわけ後部は乗り心地のいいものではありません。よく弾みます。というのは写真1を見れば分かるように、後部車輪も一つですから、後部にエンジンルームがあるなどして後半部の方は重量が重いのに、それを支えるバランスに欠けているからです。この設計は中国製の二階建てバスに共通のようです。

 今回の新型二階建てバスは、成都の南北縦貫幹線である人民路を通り、成都北站(北駅)と成都南站(南駅)とを結ぶ16路のものです。なお、現在、南北縦貫の1号地下鉄線の建設中で、成都市の中心の天府広場は中心駅として工事中で、完成時には一大地下商店街としてお披露目になります。ですから、この16路も天府広場経由が臨時に順城大街経由(塩市口)となっています。

付記  四川省産の果物として、5月はびわ、6月からは桃が出回っています。しかし、私が好きなのは荔枝(レイチ)です。楊貴妃の好物で、玄宗皇帝が早馬で産地の福建省から取り寄せ、楊貴妃を喜ばせたエピソードをもつ南方産の果物で、今が時期です。1kg10元程度です。以前は一般の市場には出ていませんでしたが、今ではどこでも見かけるようになり、これを自転車のかごに入れて売り歩く人もいます。一度食べて見れば良さが分かります。

(200.06.26)

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kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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