成都双流国際空港での国際線搭乗―成都雑感〔16〕―

成都双流国際空港は西南地方最大の空港として国内外の各都市への便が出ています。ターミナルビルは山の字型のスタイルで、山の字の底辺部がチェックインカウンターなどのある出入口となっており、縦の3本棒が発着ウイングとなっており、入口正面から見て、左及び中央のそれが国内線発着用、右のそれが国際線発着用となっています。したがいまして、横に直線に延びるターミナルビルの右側部分に国際線が位置しています。国際線には日本への発着便もあります。2006年春現在、中国国際航空のCA421便成田行(北京経由)とCA915便福岡行(上海経由)です。そこで、その搭乗までの流れを説明したいと思います。

両便とも経由便なので、その流れは同じで、次の6段階になります。

①税関検査

②搭乗手続き

③待機

④安全検査

⑤待合室待機

⑥搭乗

搭乗手続き(チェックイン)は出発時間の90分前から始まりますので、その時間になると、入口の係官が航空券確認の上で入場できます。その前に、入口前の左側に設置されているデスクで税関申告書(用紙もそこにおいてあります)の記入を終えておくといいでしょう。そして、①税関検査となります。規則では先の税関申告書を提出することになっていますが、申告すべき物がない人は緑道(グリーンランプ)に進めば、荷物(トランクなど)をX線検査にかけて問題がなければ、それで終りで、申告書を提出する必要はありません。ですが、経由地の北京の出国手続きで提出することになっているそうですから、一応手元に持っていておきます(実は、私の昨年からの経験ではそのことはありませんでした)。申告品のある人は、当然ながら、赤道(レッドランプ))に進んで、手続きと検査を行ないます。この場合はもちろん税関申告書の提出が必要となります。

税関検査が終われば、その右側にチェックインカウンターが並んでいますから、その掲示を見て、搭乗便のカウンターに進んで、②搭乗手続き(チェックイン)を行ないます。この時必要な物は、当然ながら航空券と旅券です。手続きが終われば、搭乗券(ボーディングパス)と共にワッペンをくれます。経由便ですから、経由地まで国内線旅客と混乗になるので、国際線旅客を区別するためのワッペンです。ですから、経由地で搭乗が終わるまでは決してなくさないようにし、目立つところに張っておきます。

チェックインが終わると、係員がそこで③待機するよう指示してきます。ただし、係員は日本語がだめですから、日本人と見ると英語で指示します。写真1の右側に見えるのがチェックインカウンターで、ちょうど中央に見える白ワイシャツの男性が係員です。左側が待機場所ですが、見るとおり椅子の数は少なく、乗客が多いと立つことになります。

060423成都双流空港 003

この待機はチェックイン開始から30分程度以上ありますから、結構長いです。そこで、係員に一言言ってから、チェックインカウンターを右の方へ進むと、写真のところまで行けます。ご覧のように、出国手続きのための中国辺防検査站(イミグレーション)です。実は、経由便の場合は、最終出国地(経由空港)で出国手続きを行なうため、成都空港では安全検査だけです。その安全検査への通路が写真の左部分なのです。ここにも椅子があり、前方は全面ガラス窓で空港を一望でき、ここで待機することをお勧めします。それは、係員はここで安全検査への誘導案内をしますから、あらかじめこちらで待機していてもかまわないわけだからです。以上が③待機です。この待機があることが直行便でない経由便の留意点です。なお、トイレは中国辺防検査処の手前にあります。

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チェックイン締切りとなると、係員が写真の安全検査口の前に立って、④安全検査への案内・誘導を行ないますから、その誘導にしたがって、旅券・航空券・ボーディングパスを提示して、安全検査を受けます。

写真3は安全検査を終え、待合室のウイングに入る手前で撮ったもので、右の狭いのが経由便の安全検査出口で、左の広いのが直行便の安全検査出口です。こうして、左に曲がると、搭乗待合室のウイングとなります。ここには免税店・売店・喫茶店・喫煙室(中国の空港ではこれ以外は全面禁煙)などがあります。ただし、空港の物価は、例えば陳麻婆豆腐の素が12元(イトーヨーカドーなどのスーパーでは6元以下)というように、市価に比べて高価です(空港内施設の料金はすべて高価です)。ですから、成都でのお土産は市中で求めるのがよいかと思います。

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搭乗口がA2・3の場合は、1階ですから、案内板にしたがって、左手の階段を下ります。この搭乗口は、バス移動の口ですから、バスで移動して搭乗となります。それ以外の搭乗口はウイングからボーディングですから、そのまま搭乗口番号まで進んで、⑤待合室待機となります。先端部のA11まではかなりの距離があるため、写真4に見るように、売店などの集中している手前部には動く歩道が設置されています。ただし写真に見るように動いていない方が普通のようです。

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案内放送(中国語と英語)があると、⑥搭乗となります。ボーディングパスを出して半券を受取り、搭乗となります。この時受取った半券は決してなくしてはいけません。それは、経由地での乗継ぎ(トランジット)ボーディングパスの受取りに、それが必要になるからです。写真5は、私が乗ったCA421便の機材、ボーイング757-200です。この機は旧中国西南航空からのもので、最新のものでなく国内線と共用機材です(基本的に成都・成田便はそうなっています)。ですから、片側3列でシートピッチは78㎝と狭く、成都北京間が約2時間・北京成田間が約3時間であることを考えますと、通路側に席を取ることをお勧めします。

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最後に、北京空港での手順です。いったん手荷物を全部持って降りると、係員が東京・東京と声を出して案内していますから、ボーディングパスの半券を係員に提示して、北京空港の乗継ぎ(トランジット)ボーディングパスを受取ってください。そして係員の指示にしたがって、その場(通路)で待機となります。その後、誘導にしたがって、乗継用の中国辺防検査処で出国審査(旅券・出国カード・乗継ぎボーディングパスを提示)をし、そのまま左に前進すると乗継ぎ待合室ですから、そこで待機します。案内があったら、案内・誘導にしたがって、北京空港の乗継ぎボーディングパスを提示して搭乗します。後は成田まで一直線です。

(2006.05.06)

追記  北京首都空港での手順に関して補充します。

 CA421便はたいがい沖止めとなります。タラップを降りると、「東京」の看板を持った係員がいて、声でも「トウキョウ」と案内しますから、その指示にしたがってバスに乗り込んでください(北京止まりの乗客用のバスと間違えないように。これに乗ると国内線の出口へと行くことになり、国際線スペースに戻れず、航空会社から見れば行方不明乗客となり、他の乗客に迷惑をかけることになります)。この乗車口前に係員がいて、成都空港でのボーディングパス半券の提示を求め、確認すると、乗り継ぎ(トランジット)ボーディングパスをくれます。これを受け取ってバスに乗り込みます。バスがターミナルビルに着くと、係員がいて指示・案内をしますから、係員の誘導にしたがって歩くと、2階にあるトランジット用の中国辺防検査処(イミグレーショ)に出ます。ここで列を作り待つと、検査員が出てきますから、出国検査(旅券・出国カード・ボーディングパス半券・乗継ぎボーディングパスを提示)を受けてください。出国カード用紙は窓口手前のテーブルの所にもあります。

 検査が終わると、出口の所に係員がいて、ボーディングパス半券・トランジットボーディングパスの提示を求めますから、これらを出すと、ホッチキスで両者を留めて返してくれます。同時に「ワンビー」(1B)などと告げます。これは搭乗ゲートを示すものです。ですが、トランジットボーディングパスにはこれが書き込まれないまま返されますから、聞き逃すと搭乗ゲートが何処か分からない羽目になります。ですから、係員の発音をオウム返しに言って確認し忘れないようにすべきです。また、係員は告示した搭乗ゲートへの案内・誘導をしませんから、自力で行く必要があります。「ワンビー」(1B)とは、沖止め用の搭乗口で1番(1階)のB号の意味です。1番は複数の搭乗口があり、これをアルファベットで示しています。

 さて、トランジット用のイミグレーションは21番ゲート付近にありますから、出口を出たら、そのまま直進してください。なお、化粧室は出口先にあります。ゲート番号は若くなっていき、右側に安全検査の出口が並んだところを通過しさらに進むと(この辺に来ると売店などもあります)、左手上に1番ゲートへの案内板が掲示されていますから、ここで左折して進むと階段があり降りると、そこが1番ゲートの待合室です。ここまでで時間を消費していますから、たいがいすでにCA421便の搭乗は始まっているので、休む間はないのが普通です。ですから、先のトランジットボーディングパスを示して直ちに搭乗ゲートを出て、バスに乗り込んで航空機に向かいます。こうして、いったん降りた航空機に戻れるわけです。

 なお、明年(北京オリンピック)の新ターミナル・第3滑走路の運用が開始されると、上記の手順が変わる可能性が高いと思います。

 また、「CA422便による成都への入国手順―成都雑感〔20〕―」(2006年9月11日付)の記事も合わせご覧ください。 2007年7月18日)

追記2  北京空港第3ターミナル使用に伴い、経由手順が変わりました。新手順は、「CA421便での成都搭乗・北京経由手順―成都雑感〔71〕―」(2008年8月2日付)です。(2008年9月30日)

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kanazawa45 について

中国に長年にわたり在住中で、現在、2001年秋より、四川省成都市の西南交通大学外国語学院日語系で、教鞭を執っています。 専門は日本中世史(鎌倉)で、歴史関係と中国関係(成都を中心に)のことを主としていきます。
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